広域ゼロメートル市街地研究会
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第5回ワークショップ 「長期的対策の目標設定と被災イメージの共有」

2008年2月23日
場所:大成化工

1.学生の考える100年先の「広域ゼロメートル市街地」

慶応大学大学院と東京大学の学生が100年先の新小岩地域の空間像を考えて発表しました.100年先の市街地の姿を想像することで,短期的対策から長期的対策の検討に向けて思考を切り替えることができました.
『浮かび上がる避難道路』(慶応大学大学院) 『遊水都市』(東京大学)

2.将来の都市像を考える前提条件の整理

目標とする都市像の条件
@自宅から遠すぎない避難場所
  • 地域住民が避難可能,復旧作業が容易
A被災時の長期的な被災生活が成立する(20日程度〜)
  • 物資補給が可能
    物資補給の手間隙がかかりすぎない
    交通手段が確保されている【空路,水路,橋詰,堤防・・・】
  • あるいは,補給がなくても自立的に被災生活が成立する

3.被災イメージの具体化と10年先の安全な都市像

長期的対策の目標像の検討

T班:計画検討班
  • 西新小岩,東新小岩全体を対象に避難場所の検討
  • 小規模分散,大規模集中型の課題を克服しうる避難計画を考える

被災生活のイメージ共有

U班:公園の高台化して避難場所とした場合
V班:堤防沿いのを高台化して避難場所とした場合
W班:小学校を人工地盤で高台化した場合
以上のケースについて,各班で「被災生活の水準の検討と地域で取り組むべき課題の検討」を行いました.

最後に各班で議論したことを発表し,参加者全員で共有することで,提案された10年先の市街地像と被災生活のイメージを具体的にイメージすることができました.

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